子ども食堂が、災害時の支援 食の拠点になる。人生一歩踏み出して、違う景色を見よう。
黒木 淳子さん面談可大阪府出身。1995年に阪神淡路大震災を経験する。2001年、趣味のサーフィンに魅せられ宮崎市に移住。2011年の東日本大震災をきっかけに防災について学び、2016年、防災コンサルタントMamoruwaを起業。コミュニティFM やテレビでの防災コーナーへの出演、WEB動画で楽しめる防災動画も配信している。2018年より、宮崎市の委託事業「子ども食堂コーディネーター」に就任。
出身地の大阪府で阪神淡路大震災を経験。東日本大震災が起こったときは、2歳になる娘がいました。子どもの命を助けるのは親の責任だと思い防災について資格を取り、先進地の視察へ行き勉強をはじめました。当時、防災の啓発を行う専門の会社は宮崎県内にはなかったこともあり、勉強するうちに自分で防災のコンサルタント会社を立ち上げたいと思い、ビジネスプランコンテストに出場し、優秀賞を頂いたことがきっかけで起業しました。
活動として主に講演、企業や福祉施設などの避難訓練のコンサルタント、そして防災イベントのプロデュース、行政の研修を行っています。
2016年から子育て支援の特定非営利活動法人みやざきママパパhappyの事務局長をしています。子育てに関わる情報が載っているフリーペーパー「みやマパ」を発行し、宮崎県内に1万部配布している団体です。子ども食堂コーディネーターの事業は、NPO法人2団体で受託し、支え合いの地域づくりネットワークとして活動しています。この事業は宮崎市から委託を受け、子ども食堂を増やすための中間支援として、開設相談、運営相談、食材のマッチングなどを行っています。
現在、0歳から100歳までが集まれる地域の居場所として、共生社会をつくるための核になっています。
現在、全国に約6,000箇所の子ども食堂があります。この子ども食堂が地域の居場所となり災害時には、防災の拠点になればよいのではないかと考えました。
2019年にNPO法人全国こども食堂支援センターむすびえのメンバーとプロジェクトを立ち上げ、子ども食堂が防災の拠点になるための「子ども食堂防災マニュアル」を作成しました。地域づくりという部分では、子ども食堂は防災につながり、防犯や高齢者の介護予防にもつながります。
娘と一緒に美味しいものを食べに行くことや、DIYが好きなので、家の壁紙を張り替えたりして気分転換をしています。
女性が地域社会に参画するには勇気がいります。しかし、一歩踏み出せば、女性ならではの視点や、女性だからできることも多くあり、活動の中で見えてくる景色があります。
ぜひ一緒にこの景色を見てほしいです。仲間は大勢います!
●特定非営利活動法人みやざきママパパhappy
TEL:080-9245-0915
この方と直接会って、経験談やアドバイスを聞くことができます。