やりたいことを実現する環境は作ってしまおう。それが人生で何より面白い。
森川 輝美さん面談可派遣から正社員への道筋をつくりたいという強い思いで人材派遣会社へ入社。入社当時はまだ事例の少なかった紹介予定派遣や人材紹介のシステムを本格化するために新事業として実現。特に、一般就労の条件では就労が難しい方や、一人で就活することに抵抗がある方、子育てや介護、病気治療と仕事の両立を目指す方々に向けて派遣から直接雇用へ転換するまでのフォロー体制を企業へ提案し、新たな雇用形態を定着化に努めた。更にキャリアコンサルタントの国家資格を取得し、キャリアコンサルタント有志と、がん治療と仕事を両立するための啓発活動を行う市民活動団体を設立し、その代表を務める。
結婚退職後、小さな子どもを育てながら求職活動を行うことの大変さを実感しました。さらに採用になっても正社員としての雇用先がなく、派遣社員として大手事務機メーカーに再就職しました。持ち前の負けず嫌いの性格と運があいまって、前例のない派遣から正社員に転換することができました。その頃から「自分のような非正規雇用の人間もこうして正社員になれるような道筋を作りたい!」と強く思うようになり、法人営業職を8年間経験した後、自己実現のために退職し、人と企業を繋ぐ仕事をしようと人材派遣業界に入りました。
入社した派遣会社で宮崎に営業所を出すことになり、嬉しさのあまり「どのぐらいの売り上げが達成できるのか」という問い こ「1年間で100人の派遣社員を抱える営業所にします」と言ってしまいました(笑)。当初はたった一人、机とパソコン1 台、インターネットも繋がっていない、コピーするのもコンビニに行く、みたいな環境からの出発でした。
今後も長年経験してきた有料職業紹介事業・人材派遣事業のノウハウを活かし、求職者の皆さんの思いに寄り添いながら、この先の職業人生をどのように考え、いかに自分らしい意思決定を行うのかキャリアカウンセリングによる求職者との面談・職業紹介を行って参ります。
はい、近年「持病や癌などの慢性疾患を抱えているので働きたいけど採用してくれる会社がない」という求職者が多くなったことから「治療と仕事は両立できる」ということを広く世の中に啓発し、1人でも多くの患者さんが自分らしく働き続けることができるように支援していきたいと感じるようになりました。営利ではできないことがあると感じ市民活動団体を設立しました。
働くことに対して困難さを抱える方々のキャリアカウンセリングを行うと共に、定期的に病院内で患者さん向けの両立支援セミナーを開催しています。また、がん患者さんを讃えるリレーフォーライフジャパンや子育て支援フェスティバルなど、県内で開催されるイベントにおいてもブースを出展し啓発活動を行っています。
私たちの強みは企業(多くの事業所様)の業務をよく理解しているところなので、お得意様へ伺っては「御社のこの部分の業務を短時間労働者に任せても可能ではないでしようか。」等と具体的な人員配置のご提案もできます。企業様にも良い、求職者にも良い、お互いにメリットの大きいご提案と人材のご提供を継続して参ります。また、治療と仕事を両立している皆さまの情報交換と癒しの場をこ提供するための交流会も開催しました。このようなワークショップは引き続き定期的に開催予定です。
みんなが自分らしく働く社会をめざすというのが私の目標です。働きながら治療することは当たり前だよね、という社会になっていけば、それが一番の活動成果だと思っています。目指すのはそこですね。
「病気だからこんな仕事しかない」「我慢してこの仕事をするしかない」と思うのではなく、病気のことを隠さずに伝えて、その後の人生も自分らしく輝ける世の中が必ずできると思っています。
そして当社がそういった方々の駆け込み寺のような、いつでも集える笑顔の絶えない職場づくりを目指します。
何かを始めてしばらく経ったら少なからず「あれ、こんなはずじゃなかった?」と思うことがあると思います。そしてその感じ方にこだわり過きてしまうと、理想と現実の差にばかり悩まされ、せつかく飛び込んだ世界もただのつまらない毎日になってしまったり、早期離職につながったりしてしまいます。もちろんミスマッチのケースもあるかもしれませんが、その道を選んだ時には自分なりの納得できる理由があったはずです。
このまま本当に諦めてしまうのか、ここでできることがないだろうか。もう-度立ち止まって自分の気持ちと向き合ってみて欲しいです。何度振り返ってもいいんです。そして一人で気持ちの整理がつきにくい時はぜひ、キャリアカウンセリングを受けてみられることをおすすめします。
この方と直接会って、経験談やアドバイスを聞くことができます。