私の感性で心に響くヒト、モノ、コト。想いをつなげることで新たな価値を創造する

宮崎県宮崎市出身。建設資材メーカーの業務に携わった後、株式会社ハツトリーにて「supermarket Foodaly」の立ち上げから総合プロデュースまでの12年間、食の分野で経験を積む。2013年9月に「カテナ株式会社」を設立。
宮田理恵としての視点と経験を活かし、官公庁や企業を対象に、ブランディング、プロデュース、商品開発、デザインなど幅広いコンサルティング業務を手がける。宮崎県よろず支援拠点のコーディネーターも務める。
「宮崎県」や「食を中心とした企業」のブランドマーケティングアドバイザーとして活動し、2015年のミラノ国際博覧会では日本館・宮崎県ブースのコーディネーターを担当。県外でも地域活性化に向けた商品開発やブランディング支援を数多く行っている。
海外と日本をつなぐ仕事にも実績があり、自ら本格焼酎などの輸出を行うほか、海外プロモーションの企画運営や映像コーディネートにも携わる。2018年度からは農林水産省「輸出に取り組む優良事業者表彰」の審査委員を務め、生産者の輸出促進にも関わっている。
また、「ものづくりがしたい」という思いから、2019年にイタリア・ピエモンテ州で農業法人Cascina Lietoを設立。ブドウ栽培やワイン醸造など、6次産業化にも取り組んでいる。
学生時代、自分がどんな働き方をしたいのか、何をやりたいのかが全く分からなかったのです。
自分の適性も見えないまま証券会社に就職しましたが、長く続けられないと感じ、1年で退職してしまいました。
そのとき、ようやく立ち止まって“自分は何に向いているのだろう”と真剣に考えるようになりました。私は社会に適応できないのではないか、母や父のように長く続けられる仕事に出会えないのではないかと、本気で悩みました。
どう生きたいのかを考えたとき、私は“20年後、40歳の自分はどうありたいか”を想像しました。そのとき思い浮かんだのは母の姿でした。仕事を持ち、大変でもやりがいと収入を得て、自立した女性として生きる――そんなイメージがはっきりと見えたのです。
そこで、女性が活躍している会社に入りたいと思いましたが、そのような会社に受け入れてもらえず、そこで考えたのは、“女性を採用していないような会社に挑戦してみるのはどうだろう”という逆転の発想でした。道がないなら、自分で道をつくる方が早いのではないかと考えたのです。実はこの“逆転の発想”は、その後の私の人生を支える大きな軸にもなっています。

天職と思っていた建設資材メーカーに勤めていた頃、結婚することになりました。本当は仕事を続けたかったのですが、妊娠をきっかけに、元夫の家業であるスーパーに入社することになりました。
女性が毎日買い物や食卓が楽しくなるような“店舗デザインでワクワクし、鮮度がよく世界中の美味しいものが揃うスーパーにしたい”と思って、新しいスーパーマーケットづくりが始まりました。娘とスーパーは、ほぼ同じタイミングで誕生したことになります。
住の仕事から食の世界に進むことになったのですが、美味しいものを探す、つくる、伝えることで多くの生産者や消費者の皆様との交流や、経営について多くのことを学びました。
12年間勤務した後、離婚をきっかけに、私はまた新しい世界へ踏み出すことになりました。
子育てや介護など、自分の意思とは関係なく決断を迫られる場面は、誰にでもあると思います。人生には、そうした転機が何度も訪れますね。
そのタイミングで『自分は何をやりたいのか』と改めて考えたとき、具体的な業態よりも、地域や商品をどのようにブランディングしていくか。デザイン、動画制作、SNS発信など、幅広くトータルでできることを強みに考え、コンサルティングを事業の中心に会社を設立しました。

自分たちが“やってみたい”と思うことを中心にお仕事をお引き受けしています。デザイン、プロモーション、コミュニケーション、PR、地域活性化など、ブランディング全般を手がけています。人材育成の重要性から、教育プランを組み込むこともあります。柔軟性のあるコンサルティング業として、特に女性である私たちの経験が活かせる案件を大切にしています。現在は6名のスタッフで運営しており、イベントの司会からデザインまで対応できる、マルチタスクなメンバーが自慢です。
宮崎県のみやざきブランド推進本部と取り組んでいる「カラダグッドミヤザキ」では、宮崎の野菜を使ったメニューを開発し、パンフレットやWebサイトにまとめています。中国語や英語でも展開しており、宮崎のおいしい食材をまとめてブランディングする活動は、もう10年ほど続いています。宮崎市の移住センターを担当して、今年(2026年)で10年になります。
移住促進や補助金の審査に加え、人生や暮らしに深く関わるご相談にも応じています。
2年前からは串間市も担当しています。
また、県のよろず支援拠点ではスタートアップ支援も行っており、2024年には16歳の不登校の女の子の創業支援を担当しました。創業計画書の作成から、銀行での融資手続きの同行、補助金申請のサポートまで伴走し、無事に菓子店をオープンすることができました。
10代が起業するにはまだ多くのハードルがありますが、本当に嬉しい出来事でした。
2018年にイタリア・ピエモンテ州で農業法人を設立しました。無農薬・無肥料・除草剤不使用でブドウを栽培し、葡萄に自然に付着している野生酵母でワインを醸造しています。
現在は2ヘクタールの畑を所有し、16カ国へ輸出しており、出荷をお待ちいただいている国もあります。
私たちは一人ひとり、独自の感性や個性、視点など、素晴らしい力を持っていると思います。
その力を十分に発揮するためには、周囲とのコミュニケーションがとても大切だと感じています。
特に若い方には、自分でつくった枠にとらわれず、出身地や性別、学歴やキャリアに関係なく、思い切って“やりたいこと”に挑戦してほしいと伝えたいです。
この方と直接会って、経験談やアドバイスを聞くことができます。