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子どもも大人も笑顔の世の中をつくること

佐々木 美代子さん面談可
宮崎県男女共同参画地域推進員 宮崎県家庭教育チーフトレーナー

「大人も子どもも笑顔の世の中をつくること」をミッションとして、子育てを通じて小中学校のPTA活動や地域活動に深く関わり取り組んできた。フルタイムで働きながら、小学校では2年間PTA会長を務め、誰もが笑顔になれる活動や場づくりに力を注いできた。
子どもたちの独立後は、ボランティア活動を中心に地域に貢献している。
2014年より宮崎県家庭教育チーフトレーナー、2022年より宮崎県男女共同参画地域推進員を務め、宮崎県ひとり親家庭支援ネットワークにも所属している。
資格として、JHTAハーブセラピスト、笑顔のコーチングファシリテーター、夢レターワークショップファシリテーター、防災士を保有。

子どもたちに関わる活動を始めたきっかけを教えてください。

きっかけは、私自身の原体験と、わが子のPTA活動です。
私が子どもの頃、近所の子どもたちはほとんど保育園に通っておらず、母が自宅に子どもたちを集めて一緒に遊ぶことがよくありました。家の中はいつもにぎやかで、私も自然と子どもと関わることが好きになり、親戚の子どもたちの面倒を見ることも多くありました。

その後、自分の子どもが生まれ、PTA活動に関わるようになったことが大きな転機となりました。次女の出産後、仕事と家庭・育児の両立に悩み、心身のバランスを崩してしまった時期がありました。そんなとき、泣いている私の頭を4歳の長女が「よしよし」となでてくれたことがあり、笑顔の力を深く実感しました。「子どもの笑顔も大人の笑顔も大切だ」と気づかされた瞬間でした。

子どもの様子を間近で見たいという思いもあり、PTAには積極的に関わり、役員も引き受けました。その中で出会ったのが家庭教育学級です。人権の話など幅広い内容に触れ、「面白そうだな」と興味を持って参加しました。
2014年に県で家庭教育チーフトレーナーの養成講座が始まり、宮崎小学校が試験校となった際、私はプログラム担当として関わりました。実際に学んでみると「私もこれをやってみたい」と感じ、受講を決めました。家庭教育チーフトレーナーは、家庭教育支援プログラムで講座の運営や指導、司会進行などを担う役割です。

PTA活動の中では、みんな言いたいことを持っているのに言えない場面が多く、役員決めのときに場の空気がシーンとなるのが苦手でした。そこで何か突破口をつくりたいと思い、ファシリテーションの本を読んだり講習を受けたりしながら、話しやすい雰囲気づくりを心がけてきました。

こうした経験が積み重なり、子どもたちや保護者が安心して笑顔で過ごせる場づくりに関わりたいという思いが、今の活動につながっています。

  • 1987年3月 鹿児島県立鹿児島南高等学校 普通科 卒業
  • 1991年3月 鹿児島経済大学 社会学部 社会福祉学科 卒業(現・鹿児島国際大学)
  • 1991年4月~1993年5月 サツマ酸素工業株式会社 営業部 勤務
  • 1994年4月~1995年8月 株式会社野田商店 婦人服販売
  • 1996年4月~現在 宮崎県職員労働組合 入職 共済担当書記
  • 2014年~現在 宮崎県家庭教育チーフトレーナー
  • 2022年~現在 宮崎県男女共同参画地域推進員

活動の内容を教えてください。

現在は宮崎県の委嘱を受け、宮崎県家庭教育チーフトレーナーとして、小中学校の家庭教育学級でファシリテーターを務め、学びの場づくりを続けています。また、所属する地域まちづくり推進委員会での活動(後述)や、子ども食堂などのボランティアにも取り組んでいます。

宮崎県家庭教育チーフトレーナーは、小中学校からの依頼に応じて、テーマに沿った話をしたり、課題について一緒に考える場をつくったりする役割を担います。私はもともと、みんなが自分の好きなことや夢を語り合い、素直な気持ちを安心して話せる場づくりが好きで、学びながらそのような場を広げてきました。

子ども食堂は、宮崎県ひとり親家庭支援ネットワークの活動の一環として、登録会員の方々を対象に運営されています。利用者の中にはDV(ドメスティック・バイオレンス)被害を受けた方もおり、ボランティアも誰でもできるわけではありません。適切な知識がないと相手を傷つけてしまう可能性があるため、私は約2年間、裏方として支援し、こちらからは軽く声をかける程度にとどめ、話しかけてこられた方には丁寧に応じるよう心がけています。
また、子どもたちに許可なく触れないことにも注意しています。かわいくて抱っこしたくなることがあっても、必ず「抱っこしていい?」と確認してからにしています。ここでも、子どもの気持ちを尊重することの大切さを強く感じています。

ご自身のお子さんとはどのように過ごされてきましたか?

私には2人の娘がいます。長女は進学校に入学しましたが、いじめを受けたことで通信制高校へ転校しました。笑顔が徐々になくなっていく姿を目の当たりにし、「まさか自分の子が」と私自身も大きなショックを受けました。学校に行けない日や別室登校の日もありましたが、学校には「いじめ対策基本方針に則って対応してください」と伝えました。よくあることとして片づけられたくなかったからです。このとき、これまで学んできたことが本当に役に立ち、学びの大切さを改めて実感しました。
その後、さまざまな選択肢を長女と話し合い、3年生から通信制高校へ転校しました。「人に会いたくない」と言っていた時期もありましたが、家にこもってばかりでは良くないと考え、私の知り合いの飲食店でアルバイトを始めました。高校卒業後は大学に進学し、アルバイト先の飲食業の会社に就職して、現在は県外で働いています。
この経験について、本人に確認したところ「お母さんの活動の中で話してもいいよ」と言ってくれました。今、同じように悩んでいる子どもたちや保護者の方々の力に少しでもなれればと思っています。

次女もいろいろと大変なことはありましたが、すでに成人しています。子育てを振り返ると、イヤなことや好きなことを書き出してもらったりして、気持ちを言葉にする「言語化」を大切にしてきたなと思います。

これから、どんなことをやっていきたいですか?

所属している地域まちづくり推進委員会では、小中学生や高校生と関わる機会が多く、子どもたちの意見を聞きたい、直接話したいという思いがあります。地域の中に、子どもたちの声をしっかり受け止められる場をつくっていきたいと考えています。

私は昔から、子どもたちにはたくさんの楽しい思い出を持って大人になってほしいと思ってきました。楽しい記憶があれば、たとえ進学や就職で県外に出ても、また宮崎に戻ってきたいと思えるのではないかと感じています。実際、娘たちの同級生には地元に残っている子も多く、県外の大学に進学してから戻ってきた子もいます。宮崎で過ごした日々が楽しかったのだろうと感じています。

将来、今の子どもたちが地域のさまざまな活動を担う立場になっていくはずです。そんな未来を思い描きながら、今の活動にも取り組んでいます。子どもたちが笑顔になることはもちろん、大人も一緒に笑顔になれるよう、これからも活動を続けていきたいと思っています。

これから社会に参画される女性の皆さんへのメッセージ

私自身の経験から感じるのは、方法や活動は後から自然とついてくるということです。まず大切なのは、「自分が何を大切にしたいのか」をしっかり見つめることだと思います。そこに自分の軸ができると、これまで挑戦したことのない世界にも、一歩踏み出せるようになります。
自分の想いや価値観を大切にしながら進んでいけば、必ず道は開けていきます。自分の心の声を信じて歩んでいってほしいと思います。

宮崎県男女共同参画地域推進員
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